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2013.08.14
ノンシリコンは良いもの?
最近CM等で『ノンシリコン』って良く聞くようになりましたよね。
そもそもシリコンって何?って話しですが、
簡単に言うとシリコンとは手触りを良くするもの、紫外線等の外部ダメージから髪を守ってくれるものです。
それならシリコンあったほうがいいんじゃない?
って思う方いると思います。
確かにそうですね。
シリコンについて詳しく話しますと、
シリコンには大きく分けて2種類のシリコンがあります。
1つは油性のシリコンで、
一度髪に付いたらシャンプーしてもとれないくらい強力なシリコンです。油性のシリコンのほとんどが市販で販売している安価な商品に入っています。
もう1つは水溶性のシリコンで、
シャンプーでも流れ落ちやすい。サロン専売品の多くが水溶性のシリコンを使用しています。
これを聞いただけだと油性のほうが手触り感が長持ちしていいのでは?って思うかもしれませんが、そこに落とし穴があります。
たしかに油性のシリコンだと手触りが良いです。しかし、強力なシリコンゆえに剥がれ落ちる時はキューティクルも一緒に剥がしてしまい結果ダメージの原因となります。また、髪の毛にシリコンの皮膜が覆ったままなのでカラー剤やパーマ液の浸透がムラに入るので、当然仕上がりもムラになります。
もっと恐いのが、油性シリコンが頭皮に付くこと。
頭皮がシリコンで皮膜を覆われ毛穴の汚れが溜まりやすくなったり皮脂が残ったままで脂っぽくなったりします。
いわば頭皮が息出来てない状態。。。
そうすると、正常な毛髪の成長が妨げられてしまい、弱い髪しか生えてこなくなってしまいます。
サロン専売品のほとんどがシャンプーはノンシリコンです。シリコンは手触りを良くするものなのでトリートメントに入っていれば充分なはずなのに市販の製品には手触り感重視でシャンプーにもシリコンをいれてたりします。また、洗浄力の強い安価な界面活性剤を使っているため髪がギシギシになるのをシリコンでごまかしているのが事実。
そういったこともあり、私たち美容師はサロン専売品をオススメしますが、高くて続かないと言うお声も聞きます。
もし市販のシャンプー&トリートメントを使うのであればノンシリコンシャンプーを選んで下さい。(本当は市販のシャンプーは洗浄成分がラウレス硫酸やラウリル硫酸のいわゆる高級アルコールを使用していて、食器用洗剤と同じ洗浄成分なのでオススメしませんが。。。)
トリートメントに関してはおすすめするものは正直ありませんので、使用するときは必ず頭皮に付かないように注意して下さい。
中には市販のトリートメントでも水溶性のシリコンを使っている製品もあるかと思います。
ただ、成分表記にはシリコンは『ジメチコン、シクロメチコン、シリカ、シリル、シロキ、シラン』という言葉で表記されていますが、それが油性なのんか水溶性なのかは残念ながら判別がつきません。
けしてシリコンは悪い者ではないので、良質なシリコンに出会って上手に付き合っていってください。
TOCA 佐藤 洋児