2013.03.14
カラーリング退色のメカニズム
こんにちは。
せっかく染めたカラーリング、
いつまでもキラキラの艶髪を持たせたいです。
でもはっきりいって
どんなカラーリングでも
どんなケアをしても
カラーの退色というのは絶対にさけられません。
と
冒頭から
ガツンと言い切っちゃいました・・・・・
が
退色を感じさせないような色味や染め方、
そしてとにかくダメージを最小限に抑える事で
カラーはキラキラ艶髪を保てます。
出来るだけ
分かりやすい言葉を選んで
カラーリングのお話をしますねーーー
カラーリングは
髪の中のメラニン色素を分解する脱色作用と
髪に色味を付ける染色を
同時に行なっています。
色味をつける染料の粒には大きさがあります。
青(ash) ＞緑(mat) ＞黄(yellow) ＞橙(orenge) ＞ 赤(red)
アッシュ系が大きく、レッド系が小さくなってます。
ピンクなどかわいい色をのせてもすぐ退色するように感じるのは
粒が小さいため
特にシャンプーなどで毛髪が濡れているときなど
キューティクルは膨潤して開きやすいので
流れやすいのです。
青～緑の寒色系は
色素が大きく、毛髪内部で発色すれば、流出しにくい特徴
（きちんと時間を置いて酸化重合させること）があるのですが
ではなぜ
アッシュ系、マット系 などのは色落ちしやすいと感じるのか？？
それは日本人の毛髪内部のメラニン色素にも
おおいに関わってきます
日本人の髪のメラニンは主にレッド〜オレンジ
脱色すればするほどイエローに近づくのですが
アッシュ系とかマット系はこのレッドやオレンジの補色として
色を打ち消して表現する色味なので
脱色すればするほど
マットやアッシュ系は外人さんのブロンドのような色を表現出来ますが
脱色すればその分
やはり毛髪のダメージレベルも大きいので
毛髪内部から色味が 流出 してしまいやすいのです。
特にダメージ毛は すきまだらけ なので、
するするっと流れ出てしまうのです。
これらのことをふまえて
２ヶ月先も見据えた
カラーリングを私はお客様と相談していきたい
と思ってます。
さて、退色を極力抑えるために
普段のケアはどうしたらいいでしょう？
カラーリング後は
アルカリに髪が傾きやすいので
弱酸性やアミノ酸系の髪に優しいシャンプーを
使うのもすっごくたいせつなことです。
そしてこれからの季節
少しずつ気にしていきたいのが 紫外線対策。
髪も肌と同じように日焼けします。
紫外線によっても
カラーリングの染料やメラニン色素は攻撃をうけ、
色素の構造変化してしまい「分解」されてしまい、褪色します。
ゴルフやテニスを屋外でされるかたは特に
髪の表面の色がスカスカに退色、明るくなってしまったりします。
海やプールなどは、ダブルパンチの攻撃を受けます。
サーファーがパサパサな髪になってしまうのはなぜか！？
ただ濡れているだけでもキューティクルは膨潤して開きやすいので
染料は流れ出やすいのですが
海水は pH8.3 くらいのアルカリ性。
健康な毛髪はもともと弱酸性。
アルカリ性ではキューティクルが何もしなくても自然に開いてしまうので、
髪の中のタンパク質やメラニン色素と一緒に
染料も外に流れてしまいます。
プールの塩素
塩素もまた髪のメラニン色素や染料を壊してしまう力があります。
いやですねー。
武内は
海やプール好きなので
ちょっと頑張ってケアしたい。
髪がバサバサの美容師なんてことにならないように
気をつけます。
TOCAで扱っている
モロッカンオイル、
マカダミアオイル
は紫外線を防御してくれる
パワーがあります。
オイルなのにべたつかないのもいいところ。
匂いは好きか嫌いか好みがわかれるところですね。
髪にも肌にも同時につけれる紫外線防止の
ケア剤あったら楽ですねー。
ミストみたいなものでシュッッシュッっと。
今後なんかいいものがあったら
またご紹介しますね！
さてさて、
今年春夏のカラーリングの流行傾向は
髪の柔らかさを感じるまろやかな艶髪。
触れたくなる透明感。
ってどんな色？
そうだなーこんなマカロンみたいな優しいイメージ.....
是非
TOCAでじっくりカウンセリングして
美しい髪色、キレイはヘアカラーを
一緒に
つくっていきましょう！！
TOCA
